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SHIZUOKA SDGs Action!2023「宇宙サイクルLABOのSDGs」

しずおか焼津信用金庫では、「SDGs」「脱炭素化」の推進に取り組むお取引先企業様をご紹介しております。
今回は、静岡市の宇宙サイクルLABO様のお取組みについてお伺いしました。


 

宇宙サイクルLABOのSDGs・脱炭素化の取組み



・衣食住の中における、「エシカル」「サスティナブル」「オーガニック」をテーマとした講座の開催

・消費行動、ライフスタイルへのアプローチによる健康的な生活の推進



放置竹林の整備のため、体験イベントを実施。

また年間事業として間伐および竹粉、竹チップ、竹炭、竹灰の製造、販売。エシカル消費の啓発。オーガニック給食への提案。



・各団体との連携による、
SDGsをテーマとしたイベントやまちづくりイベントの開催


 

宇宙サイクルLABO様はどのような団体かご紹介ください。

 当時ボランティア団体に所属していた若手メンバー3名で20232月に宇宙サイクルLABOを発足しました。社会の「誰も世話をしない溝」の部分を自分事と捉えて活動していくことにおいて、より小回りが利きスピード感をもって取り組めるよう自分達で独立した次第です。宇宙サイクルLABOでの活動は、メンバーの3人がそれぞれ独自に3年~10余年前より提唱している内容を具体的事業として行っています。
特に衣食住は自然環境と密接に繋がっており、私たちの活動において大事な要素です。衣食住のそれぞれの分野における環境問題に当事者意識をもち活動をしています。

SDGsへの取組ついて教えてください。

 「エシカル」や「サスティナブル」をキーワードとした講座や、オーガニックマルシェの開催などを通じ、多くの人の価値観や気づきに変化をもたらして、社会や未来を変えていくための活動を行っています。具体的な内容としては、「オーガニック生産物の普及」「竹林整備」「各啓発事業」「衣料品のアップサイクル」などです。


「オーガニック生産物の普及」についてマルシェを開催しているとのことですが、至るまでの経緯や動機を教えてください。

 組織から独立し、マルシェを自主事業として立ち上げたのには理由があります。
まず、高度成長期に多くいた専業主婦たちは、持てる力を発揮する場として社会貢献活動を行っていましたが、高齢化に伴いボランティア団体は規模の縮小、運営費の先細り、後継人の育成など社会の縮図として「継続」に関わる問題を抱えています。従来の助成金や企業協賛金と専業主婦の労力を頼りに出来なくなっている現実に対峙できていないのです。
運営費は公的に頂くだけでなく、自分たちから生み出しす考え方も取り入れないと活動団体としての機能が難しいと感じました。
次に食糧生産高についてです。日本の国内食糧自給率は3738%で、オーガニックに絞ると10%を切ると言われています。また、農薬と化学肥料は輸入で成り立っていますが、石油高と化学肥料の輸出国である中国からのストップで現在肥料や資材が高騰しています。さらに 肥料に含まれるネオニコチノイドという物質は表面だけにとどまらず、食物の中にも浸透します。お母さんが食べる事で産まれたばかりの赤ちゃんからも検出されています。もちろん、土や水も同様です。そのため土が瘦せて、さらに化学肥料を使用しないと食物が育ちにくくなる悪循環が生まれてしまいます。
このように化学肥料や農薬は土や水、ひいては健康に影響を及ぼすのです。

その点において、オーガニックはもともと化学肥料を使わないので価格や輸入の有無に脅されませんし、土壌も水も健康も損ないません。これが何と言ってもオーガニックの強みであり、地産地消とオーガニックは私たち地元のライフラインになると考えています。

場所については、オーガニックの生産者と市民が繋がらないといけないと感じ、オーガニックマルシェ開催場所を探し求めたところ、にぎわい創出をテーマとしていらした市民文化会館様やアースディをテーマにしていたあさはた緑地様がご協力くださる事になり、始まりました。

  
 
    



「竹林整備」事業についてご紹介ください

 


「竹林整備」事業では、元来より問題となっていた竹の無法地帯を、少しずつでもキレイにしようと、2020年から「竹が地球を救う」気持ちで竹の可能性にチャレンジし、放任竹林の整備をしています。竹は45か月ほどで20mにまで成長します。少し前まではみかん畑やお茶畑だった山が竹林となり、枯れた竹で覆われて景観が悪化し、ゴミの不法投棄や土砂崩れ、それによる洪水も心配されます。竹害といわれてしまう竹と、各種イベントや講座を通じ楽しみながら向き合って、竹の未来を模索しています。
竹は農水産業から生活用品、建築資材など様々に利用することができます。使用後は土に還り、タケノコとして食べることも可能です。どうぞ竹林に来て見て触れて、その魅力を全身で感じてください。


他にも取り組まれている事業について詳しく教えてください。

 その他では、宇宙サイクルラボ外でのメンバーの活動において、宇宙サイクルLABOとし
て協力をしています。「静岡オーガニック給食を進める会」や「夢見るプロジェクト静岡(「夢見る小学校」自主上映)」などです。

こちらのしずおかオーガニック給食フォーラム2023in島田では、教材映画「希望の給食」の上映や、専門家を招いた解説、学校給食のあり方や地域の未来を考えるイベントにお招き頂き、活動事例の報告やこれまでの活動について、参加者同士の情報交換が行われました。


今後、2030年に向けてSDGsはさらに多くの企業が取組み、一丸となって推進していくことになりますが、宇宙サイクルLABO様が目指す未来像を教えてください。

私たちは、メンバー同士で衣食住それぞれの分野における課題への意識と共有を行っています。こうした環境問題に取り組む姿勢が、一般の人たちへとの関わりや信頼となることは、企業・団体において最大のメリットになるのではないかと思います。だからこそSDGsについてもっと個々にもよく調べてみたほうがよいと思いますし、その中で何を重視するのかで考え方が問われるはずです。

日本国内は高度成長期を経て、資本主義として成熟しましたが、新しい経済の創造に化学的分野が進出すればするほど、自然環境が破壊される矛盾があります。私たち人間も自然の一部であることを忘れてはいけないように思います。SDGsやサスティナブルは一見難しいと感じるのはその言い方だけで、もともとは日本人が当たり前に大事にしてきた事柄です。問題は人間が自然から離れ、関心を寄せないところだと考えています。

後始末の手段なくただ後世に先送りする刹那的なやり方は未来の子ども達のためにも考えたほうがよいと思っています。大人が当事者意識をもって関心をよせるだけで変わると思うのです。
資本主義の極りと情報社会の偏りを自覚しないと立ち行かない社会がそこまで来ています。生活に密接に関わる衣食住の根本的問題を直視できる成熟した精神性の社会を望み、共感あるいは協力して下さる団体様や個人の方がいて下さると嬉しいです。


~お知らせ~
1125日(土)10001500は静岡市民文化会館にて「にぎわい市場~オーガニックカフェ・マルシェ」が開催されます。当日は館内にて「夢見る小学校」上映(入場無料)立命館大学の伊田先生をお迎えして現状の子ども達の環境をみんなで考えます。
ストリートビアノ、竹ドラムなど、楽しみながら食や環境についてふれあいます。
また、今回は地域と連携し「きたかいマルシェ」「一箱古本市」さんも
同日開催!!地産地消を目指して地域みんなでつながります
是非、おでかけください。




 
団体名 宇宙サイクルLABO
代表 鈴木たずこ
Instagram https://www.instagram.com/u_cyclelabo

電話番号 090-9188-0002