SHIZUOKA SDGs Action！2022「清弘水産株式会社/株式会社Dr.シーバのSDGs」
しずおか焼津信用金庫では、ＳＤＧｓに取り組むお取引先企業様をご紹介しております。
今回は、焼津市の清弘水産株式会社、株式会社Dr.シーバ様にＳＤＧｓの取組みについてお伺いしました。
今回は、焼津市の清弘水産株式会社、株式会社Dr.シーバ様にＳＤＧｓの取組みについてお伺いしました。
清弘水産㈱・㈱Dr.シーバのSDGsのお取組み
・マグロの未利用資源部分を使った、新たな商品の提供、販売
・天然ビタミンを有効に活用した健康寿命の延伸への貢献
・未利用資源活用による海洋資源の持続可能な利用促進
・海外技能実習生の積極的な受け入れとサポート
・地元雇用の促進
・社員が働きやすい環境づくり
・サーキュラーエコノミーをモデルとした産学連携での技術革新
・事業所、工場内のLED化の推進
清弘水産㈱・㈱Dr.シーバはどのような企業かご紹介ください。
当社は昭和６１年１０月に創業したマグロの加工会社です。取扱品目は主にマグロの頭肉、ほほ肉を採取し加工販売しています。一日平均６～８ｔ、ピーク時は１０ｔのマグロの頭を捌いており、これだけの量を取り扱っている企業は県内でも当社だけという自負があります。
SDGsの取り組みへのきっかけついて教えてください。
静岡県が「SDGs貢献企業支援事業助成金」の募集を始めたことを契機に、当社のビジネスモデルがSDGs達成に向けた内容であると知りました。
また、これまで主に居酒屋向けのマグロ頭部加工章句品の製造・販売を行ってきましたが、コロナ禍での外食自粛の影響により売上が減少し、今後も宴会に対する消費者の考え方の変化から更なる売上減少が懸念されるなかで、当社独自の商品を開発していく必要性を感じ党派の技術力を生かした“新分野への展開”を考えるに至りました。
SDGsへの取組みの具体的な内容を教えてください。
従来マグロの頭部はすべて破棄していましたが、近年では頭肉、ほほ肉は希少部位として流通し、様々な食べ方で人気が高まっています。３年程前から皮や心臓は化粧品原料として利用され始めていますが、実際のところ、これらほほ肉等はマグロの頭全体から考えるとわずかな量であり、大部分は有効活用することが出来ず廃棄しているという課題があります。
そこで、DHAやEPAを豊富に含むマグロ眼窩部を原料にDHA/EPAを取り出すことに着目し、同部位より抽出した有効成分を活用した健康補助食品の開発・販売の実用化を目指しています。当社では、「非加熱抽出法」によって天然有効成分であるDHA/EPAのみを抽出し、天然原料のみを使用したサプリメントの開発を行っています。
この方法での開発は日本では初の試みであり、近年高まる健康志向において将来的な市場の拡大に期待を寄せています。
清弘水産㈱・㈱Dr.シーバの強みを教えてください。
マグロ頭部の加工商品の販売量では日本一であり、マグロ頭部の安定的な仕入が可能なことや、３０年以上の加工実績から、マグロ頭部を熟知した高度なマグロ魚油の抽出技術を持っていることです。特にマグロ頭部からの眼窩脂肪採取は、経験を積んだ技術者が担当しています。
また、開発においては関西大学化学生命工学部から魚油抽出技術の技術指導や安全性・優位性の実証を受けています。コロナ禍における健康志向の高まりから、健康食品市場、特にサプリメントなどの機能性表示食品市場が拡大基調を続けていることからも、血圧コントロールや中性脂肪低下などに効果のあるDHA、EPA 製品へのニーズが高まっていると感じています。マグロ眼窩油の抽出において低温非加熱抽出を行っている競合他社は１社も無いことも強みの一つです。
SDGsに取り組んでよかったと思うことを教えてください。
現在世界では、人口増加による魚介類消費量が増加しており、欧米の食生活の多様化や生活水準の向上から、世界中で魚介類の需要が増え、漁獲量は適正レベルを超えて水産資源は枯渇しています。海に負荷をかけない今回の事業は、特に環境保全面に貢献できていると感じています。
また、これらの取組がSDGsの達成目標に貢献していることが理解され、従業員のモチベーションアップにもつながりました。
今後、2030年に向けてＳＤＧｓはさらに多くの企業が取組み、一丸となって推進していくことになりますが、清弘水産㈱・㈱Dr.シーバが目指す未来像を教えてください。
SDGsの国別達成度で日本は１９位と先進国の中で下位の状況です。これは、SDGsを理解していない、取組み始める方法を知らない、身近でないことが原因と考えています。国や企業・団体といった情報を発信する側が、うまく生活者を巻き込むよう、行動喚起することが重要と感じます。今回の新事業での取り組みを通じて、様々な人にSDGｓとは何か具体的に知ってもらい、持続可能な社会の実現に向けて、さらにできることを行っていきたいと思っています。
当社は昭和６１年１０月に創業したマグロの加工会社です。取扱品目は主にマグロの頭肉、ほほ肉を採取し加工販売しています。一日平均６～８ｔ、ピーク時は１０ｔのマグロの頭を捌いており、これだけの量を取り扱っている企業は県内でも当社だけという自負があります。
SDGsの取り組みへのきっかけついて教えてください。
静岡県が「SDGs貢献企業支援事業助成金」の募集を始めたことを契機に、当社のビジネスモデルがSDGs達成に向けた内容であると知りました。
また、これまで主に居酒屋向けのマグロ頭部加工章句品の製造・販売を行ってきましたが、コロナ禍での外食自粛の影響により売上が減少し、今後も宴会に対する消費者の考え方の変化から更なる売上減少が懸念されるなかで、当社独自の商品を開発していく必要性を感じ党派の技術力を生かした“新分野への展開”を考えるに至りました。
SDGsへの取組みの具体的な内容を教えてください。
従来マグロの頭部はすべて破棄していましたが、近年では頭肉、ほほ肉は希少部位として流通し、様々な食べ方で人気が高まっています。３年程前から皮や心臓は化粧品原料として利用され始めていますが、実際のところ、これらほほ肉等はマグロの頭全体から考えるとわずかな量であり、大部分は有効活用することが出来ず廃棄しているという課題があります。
そこで、DHAやEPAを豊富に含むマグロ眼窩部を原料にDHA/EPAを取り出すことに着目し、同部位より抽出した有効成分を活用した健康補助食品の開発・販売の実用化を目指しています。当社では、「非加熱抽出法」によって天然有効成分であるDHA/EPAのみを抽出し、天然原料のみを使用したサプリメントの開発を行っています。
この方法での開発は日本では初の試みであり、近年高まる健康志向において将来的な市場の拡大に期待を寄せています。
清弘水産㈱・㈱Dr.シーバの強みを教えてください。
マグロ頭部の加工商品の販売量では日本一であり、マグロ頭部の安定的な仕入が可能なことや、３０年以上の加工実績から、マグロ頭部を熟知した高度なマグロ魚油の抽出技術を持っていることです。特にマグロ頭部からの眼窩脂肪採取は、経験を積んだ技術者が担当しています。
また、開発においては関西大学化学生命工学部から魚油抽出技術の技術指導や安全性・優位性の実証を受けています。コロナ禍における健康志向の高まりから、健康食品市場、特にサプリメントなどの機能性表示食品市場が拡大基調を続けていることからも、血圧コントロールや中性脂肪低下などに効果のあるDHA、EPA 製品へのニーズが高まっていると感じています。マグロ眼窩油の抽出において低温非加熱抽出を行っている競合他社は１社も無いことも強みの一つです。
SDGsに取り組んでよかったと思うことを教えてください。
現在世界では、人口増加による魚介類消費量が増加しており、欧米の食生活の多様化や生活水準の向上から、世界中で魚介類の需要が増え、漁獲量は適正レベルを超えて水産資源は枯渇しています。海に負荷をかけない今回の事業は、特に環境保全面に貢献できていると感じています。
また、これらの取組がSDGsの達成目標に貢献していることが理解され、従業員のモチベーションアップにもつながりました。
今後、2030年に向けてＳＤＧｓはさらに多くの企業が取組み、一丸となって推進していくことになりますが、清弘水産㈱・㈱Dr.シーバが目指す未来像を教えてください。
SDGsの国別達成度で日本は１９位と先進国の中で下位の状況です。これは、SDGsを理解していない、取組み始める方法を知らない、身近でないことが原因と考えています。国や企業・団体といった情報を発信する側が、うまく生活者を巻き込むよう、行動喚起することが重要と感じます。今回の新事業での取り組みを通じて、様々な人にSDGｓとは何か具体的に知ってもらい、持続可能な社会の実現に向けて、さらにできることを行っていきたいと思っています。
会社名 清弘水産㈱・㈱Dr.シーバ
代表 留盛充啓
所在地 425-0041 焼津市石津2226-3
ホームページ https://maguronoatama.com/index.html
ホームページ https://www.dr-sheva.co.jp/
電話番号 054-623-4633
※お客様がお使いになっている端末のセキュリティ状況によっては、企業様のホームページへアクセスできない場合がございます。
アクセス及び記事に関する内容等については、お客様サポート部(054-270-8011)までお問い合わせください。
代表 留盛充啓
所在地 425-0041 焼津市石津2226-3
ホームページ https://maguronoatama.com/index.html
ホームページ https://www.dr-sheva.co.jp/
電話番号 054-623-4633
※お客様がお使いになっている端末のセキュリティ状況によっては、企業様のホームページへアクセスできない場合がございます。
アクセス及び記事に関する内容等については、お客様サポート部(054-270-8011)までお問い合わせください。