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SHIZUOKA SDGs Action!2022「株式会社 ディ・エッチ・エー・マリンフーズのSDGs」

しずおか焼津信用金庫では、SDGsに取り組むお取引先企業様をご紹介しております。
今回は、静岡市のディ・エッチ・エ―・マリンフーズ様にSDGsの取組みについてお伺いしました。


 


 

㈱ディ・エッチ・エ―・マリンフーズのSDGsのお取組み




・「1日1本、おさかな習慣
」をコンセプトとしたまぐろバーの開発・販売および食の支援

・まぐろ加工におけるフードロスの削減
・持続可能な海洋資源の利用のための環境に配慮した商品開発
・産学官連携開発
・地元スポーツチームとのパートナーシップ連携
 

 


㈱ディ・エッチ・エ―・マリンフーズはどのような企業かご紹介ください。


当社は静岡市清水区にて、平成4年設立のマグロ加工を専門とする食品加工製造業者です。
設立当初は委託加工が主体でしたが、平成
17年頃より開発や商品改良に力を入れ、自社加工品の製造販売にも取り組み業績を積み上げてきました。

また近年においては新たなマグロ加工製品の新商品開発に力を入れており、今までにない新たなジャンルの製品作りを目指しております。



㈱ディ・エッチ・エ―・マリンフーズの強みについて教えてください。

弊社の開発商品は栄養価が高いことが特徴です。本来、マグロは非常に栄養価の高い魚です。そのマグロの栄養価に更に高付加価値を付けるため、フィッシュカルシウムと鮪精製魚油を配合しております。フィッシュカルシウムは焼津で水揚げされる鰹の魚骨を微粒子に粉砕したものです。鮪精製油は主にマグロの頭より油を抽出したものです。これらもSDGsに合致した原料であり、弊社の製品が人々に広まれば海の環境が少しでも良くなるものと考えております。


SDGsの取り組みへのきっかけついて教えてください。

主力製品の売り上げが順調に推移すると同時に、ねぎとろ加工において、原料廃棄量の多さを懸念し、これを未利用資源と位置付けることにより商品開発に着手しました。マグロは近年漁獲制限などが取り上げられ将来を危惧する環境下にあります。また、外食産業の多様化や少子高齢化にともない新規事業が将来的に必要不可欠であると考え、商品開発の取り組みしておりました。そんな中、しずおか焼津信用金庫の担当さんからSDGsへの取り組み宣言をご紹介され、弊社の取り組みがSDGsへ合致すると知ることとなりました。


具体的な取り組みの内容を教えてください。

まず、ねぎとろの加工では「板取り」と呼ばれる工程があります。これは、原料に含まれる骨・スジを除去し整形する工程です。ねぎとろに対するクレームで多いものが、骨の混入についてです。このクレームを防ぐには、「板取り」工程で大きく可食部を取ることしかできないため、加工量が増加すると必然的に廃棄量も多くなっていきます。その量は、月間約7,000㎏に及びます。
そこで、この未利用資源で次世代にマッチし世界中の人々が食することができる製品作りに着手しました。世界に流通させるためには常温で長期保存が可能なもの、多様な食文化に対応できるものでならない等の多くの課題があり、それらを東海大学さんや静岡県工業技術センターさんのご協力を経ることにより開発に至りました。



そこでできたのが、「ツナ革命」と「ツナプラス」です。

これらの商品は、小麦粉や卵も使用せず、一切の加水をしていない特殊な技術で固めています。つなぎを使っていないため、マグロ100%の栄養価が入っています。

【ツナ革命】
無添加・無着色のため安心・安全で小さなお子様から幅広い年齢の方までおいしく召し上がっていただけます。
ツナ缶に使用されているものはカツオやびんちょうマグロが多い中、ツナ革命はマグロの赤身を使用しています。
また、DHA・コラーゲンに加え、話題の健康成分イミダペプチドもたっぷりです。
常温保存であるため、災害備蓄など様々なシーンでご使用いただけます。


【ツナプラス】
DHAEPAの栄養価を高めるために鮪精製魚油を配合しています。1本(45グラム)で1日当たりの栄養等表示基準値の約80%が摂取できます。また、カルシウムの栄養価を高めるために、フィッシュカルシウムを配合しているため、こちらも1本(45グラム)で、1日当たりの栄養等表示基準値の約50%が摂取できます。
DHA/EPAはアスリートに必要となる能力を高め、維持する力があると報告されています。そのため、当社の商品はアスリートを中心に食べていただいています。
2021年には、バスケットボールチーム「ベルテックス静岡」とのパートナーシップ連携や、その他ジュニアアスリートへの商品提供など、未来のアスリートを育てるため、食の支援を積極的に行っています。



もったいないという思いから生まれた商品ということですが、
この商品をさらに活用していると伺いました。


製造をする上では、必ずと言っても良いほど廃棄しなければならないものが生まれてきます。ツナプラスの切れ端は製造過程で廃棄せざるを得なかったところ、それら切れ端を再利用する取り組みに、静岡市清水区のカフェ「なないろ」様が賛同してくださり、コラボしメニュー「マグロバーガー」の開発をしました。
ツナプラスの切れ端でカツを作ることで、リーズナブルな価格設定も実現できました。




SDGsに取り組んでよかったと思うことを教えてください。

今まで廃棄されていた原料が、新たな製品に生まれ変わることで社員の士気を高めることとなったことです。また、日々の製造など何気ないところの「もったいない」と言う観点から見ることがSDGsに繋がるというヒントも得ました。そして、自分たちがやっている事業がきちんとSDGsの認定を受けたことで、製品を作り販売することが社会に貢献できていることなんだという意識が芽生えました。
当社の商品は、事業を行う中で自然と生まれた商品なので、SDGsに取り組むという意味での問題はほとんどありませんでした。しかしながら、マグロという素材そのものが高価なものであるのに対し「未利用資源利用=安価」という認識の違いがあることや、そのため実際の製品の単価が高くなるということが現状の問題です。
問題についての課題を解決しながらも事業を通した社会貢献に今後も社員一丸で取り組んでいきます。


今後、2030年に向けてSDGsはさらに多くの企業が取組み、
一丸となって推進していくことになりますが、
㈱ディ・エッチ・エ―・マリンフーズが目指す未来像を教えてください。


現在、コロナや原油高などの影響で大きく社会変化が起こっております。そんな中で、再度今までの暮らしを振り返り日々の無駄を探しながら製品作りのヒントを得て、それを食品製造業として転嫁できるものつくりを目指します。できれば、水産業界のヒット商品をSDGsの製品から生み出したいです。


 
会社名 ディ・エッチ・エ―・マリンフーズ
代表  高橋伸和
所在地 424-0065 静岡市清水区長崎720-1
ホー-ムページ https://dha-m.jp/
電話番号 054-347-5722


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