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百寿記念 太田あさこ 創作アート盆栽展

個展開催にあたって

私は令和八年に百歳を迎えます。このたび思いがけず、作品展というかたちで皆さまにお目にかかる機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
短歌は十五歳の頃より、アート盆栽は四十歳を過ぎてから始めました。日々、身近な草木に目を凝らし、その佇まいに耳を澄ませながら、アート盆栽と短歌の制作を続けてまいりました。創作アート盆栽とは、日本の伝統的な盆栽の心と形を礎に、布・紙・粘土・ワイヤー・染料といった人工の素材を用い、あらゆる技法を用いて創作する手工芸の一つです。目指したのは常に自然そのものの呼吸であり、草木が最も美しく在る一瞬の姿でした。技を競うのではなく、自然に教えられるまま、手を重ねてきた年月であったように思います。
本展は、そのような日々の積み重ねから生まれた作品の集大成です。ご高覧いただければ幸いと存じます。
本展の開催にあたり、会場をご提供くださいましたしずおか焼津信用金庫様に心より御礼申し上げます。
また、DM写真を撮影してくださった渡辺繁雄様、ならびに私の短歌を色紙に揮毫してくださった見城正則様に、深く感謝申し上げます。そして、長年支えてくれた家族にも、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。

令和8年1月吉日  太田あさこ
 

制作活動への思い

この度、来し方をふりかえり、しみじみと先生方、ご先輩のお教えとかけがえのない友人、知人、そして家族の協力に感謝致しております。ささやかながら時の流れのままに歩んで参りましたが、人の目を楽しませ、人の心にひびく「まことの花」を目指してきました。ご高覧いただければ幸いです。

創作アート盆栽の「魅力」はなんですか?


足元の雑草や、見上げる木や花の何と素晴らしいことでしょうか。
ものを創り出すことの喜びや苦しみと共に、何時も田舎育ちの鮮明な記憶がよみがえってきます。子供の頃から絵を描くことが好きでした。それがアート盆栽につながってゆき、目に見えない部分を、短歌で埋めようとしたのかもしれません。年齢を重ねるほどに、学ぶべきことはなお尽きず、時間の尊さを感じます。好きなことに向き合い、手を動かし続けてきた日々そのものが、今日へとつながっているのかもしれません。
 

プロフィール

太田あさこ

1926年 菊川市に生まれる(静岡市在住)
1983年 日本工芸創作盆栽展 会長賞
1988年 オーストラリア国際レジャー博(ブリスベン市)
     出展参加
1995年 静岡県芸術祭短歌の部 奨励賞
2005年 第5回静岡県自費出版大賞コンクール 奨励賞
2009年 朝日テレビカルチャー講師30年表彰
2017年 90歳卒寿記念太田あさこ創作アート盆栽展
         (松坂屋静岡店 本館6階 美術サロン)
2019年 アート盆栽個展(dーlabo静岡)

コスモス造花教室主催
短歌かつしか 同人